相続準備とエンディングノート

2016年10月25日

10月23日 島根県司法書士会主催の市民法律講座に、講師として参加をさせていただきました。
島根県浜田市の「いわみーる」という会場へ行ってきました。

チラシ

自動車で現地に早めに入りましたので、近くの道の駅で昼食をいただきました。
「道の駅ゆうひパーク浜田」 絶景道の駅ですね!!
 
 
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海鮮ひつまぶし! 美味しかったです。お出汁も良かった!
珍しくどんぶりいっぱいを完食し、あまりの満腹に、午後のセミナー講師、我ながら心配になりました。

講師席にいたので、写真を撮ることができませんでしたが、定員60名に対し、補助椅子が必要となり、
満員超の大盛況でした。

 

セミナーの内容は

1.相続と遺言の概要知識 
2.成年後見、任意後見制度の概要知識 
3.エンディングノート活用 でした。

 

相続対策や、相続税対策などをさかんに言われていますが、実際にアンケートなどをとってみると

・相続、遺言の知識が不足している。・何から手をつけて良いのかわからない
・切り出しにくい話題で手をつけにくい

という多くの意見があります。

 

そこで、まずは、ハードルの低いエンディングノートから始める!という取り組みは、非常に良いものです。

今回使用したエンディングノートは、岡山県司法書士会が作成したもので、皆さんが書きながら、
何から準備しようか、と気付いていける作りになっています。

老後の生活や介護の方針、万が一の連絡先からペットの預け先まで、司法書士が、実務現場での経験に基づいて、準備をしておくべきことを書き出せるようになっています。セミナーでもお話したのですが、エンディングノートを書くとき、まずは次の2点に注意してください。

① まずは、ざっくりでも良いので、ひととおり書く。
  わからないところは飛ばして良いので、書けるところだけでも書く。
② 書いたノートは、急に倒れた時などに、家族が発見しやすい場所に置きましょう。
  金庫などにしまっては【いけません】

エンディングノートは、気軽に始められることが魅力のひとつです。
法的な効力もありません。だからこそ、気軽に書けるのかも知れません。

まずは取り組むことが大切なので、いい加減でもいいから書きはじめましょう。
そのうちに、色々と 遺言をしようとか、成年後見も考えようとか、少しづつ前に進んでいくものです。

相続や老後のことは、長い人生の集大成でもあり、超高齢化の介護や資金問題と向き合うという重たいものです。
しかし、ほとんどの人は、何らかの病気になったり、介護が必要になったりして、そして人は必ず亡くなるのです。
私は、日々、相続の問題の仕事をしていますが、それだけでなく、自分に万が一のことがあった際のことと向き合っています。

遺言書はもちろん、保険の見直しも定期的に行っています。
そして、明日、何かあってもいけないので、家族には、謝っておくべきことは毎日謝罪し、愛情表現も毎日するようにしています!これが、結構円満の秘訣にもなっていて、相続準備をするというのは、幸せなもんだなと思っています。

相続準備の第一歩、エンディングノート、ぜひお試しください。

一休法務事務所でも、まだ在庫が何冊かありますので、ご希望の方はお電話ください。

牧沙緒里