トップページ>一休法務事務所ブログ>ワンクリック詐欺にご注意を!!
2016年08月4日
あっと言う間に8月突入ですね!
毎朝、セミの鳴き声が目覚まし代わりになっています(笑)
さて今回は「今更~?」という声が聞こえてきそうですが『ワンクリック詐欺』について書いて行こうと思います。
と言うのも…ちょこちょこ、お問合せを頂く事があるからです。
『ワンクリック詐欺』って以前は、パソコンが被害の大半を占めていましたよね!しかし時代は移り変わり、ガラケーからスマホに推移している現在だからこそ被害が多発しているのかも知れません。
★事例★
1:スマホを触っていて、メールやSNSに記載されているURLをタップしたところ
勝手に入会手続きが完了し、高額な料金を請求された。
2:ウェブサイトで芸能情報サイトやアニメサイトを見ていて、動画を再生するボタンを
押したら請求画面が現れた。
3:スマホの公式マーケットで紹介されていた提供元不明のアプリをダウンロードして、
アプリを起動した際に年齢確認が…。「はい」をクリックしたら登録完了画面になり、
そこに料金と端末のIPアドレス・OSやブラウザのバージョン情報が記載されている。
もしも被害に遭ってしまったら…
*慌てない!!
*無視する!!
*連絡しない!!
*支払わない!!
もちろん私もですが、誰しも自分が詐欺に遭う事は想定せずスマホを操作していると思います。その分、詐欺に遭った時の対処が大切です。上記に4つ挙げました。確かに詐欺に遭ったら気が動転してしまってパニックを起こすでしょう。
詐欺サイトは、皆さんの個人情報を取得したかの様に装って、期限内に支払をしなければ「身元調査する」・「訴訟する」・「取立てに伺う」等と不安を煽る文章を書き連ねて来ますが、相手に料金を支払うのはNGです。また、こちらから相手に連絡する事も絶対にしないで下さい。
サイトによっては「間違ってクリックしてしまった方はコチラをクリックして下さい」と言った文言が出てくる場合があります。そんな画面が出てきたらクリック(タップ)したくなるのも分かりますが、しないで下さい。送信してしまったら、こちらのメールアドレスが相手に知られてしまいます。仮に、画面上に端末のIPアドレス・OSやブラウザのバージョン情報が表示されていても、それらは元々ウェブサイトを閲覧する際に、私達が見せなければならないものであり、その情報から私達の名前や住所・電話番号やメールアドレスなどは特定されません。
つまり、こちらから連絡をしなければ相手側は何も出来ないのです!
とは言っても…慌てて連絡をしてしまった為、相手側に電話番号やメールアドレスを知られ、執拗に電話やメールで料金請求をされて困る場合もあると思います。その時には国民消費生活センターに相談するか、余りにも酷い時には警察に相談しても良いかも知れません。もしくは、電話番号やメールアドレスを変えてしまう事も効果的です。
最後に…詐欺に遭わないために出来ること
・興味本位で怪しい(変な)サイトにアクセスしない。
・ウェブ広告のリンクや見知らぬ相手から送られて来たメールのURLなどを
安易にクリック(タップ)しない。
・年齢認証が必要なサイトも不用意にクリック(タップ)しない。
・提供元が分からないアプリはダウンロードしない。
・必ず利用規約を良く読んでから利用する。
私の友人も実際に『ワンクリック詐欺』に遭いました。何とか未然に防ぐ事が出来ましたが…この手の詐欺は、アダルトサイトや出会い系サイトなどで被害に遭うことが多く、被害に遭った人は恥ずかしさから相談するのを躊躇ってしまいます。
でも勇気を持って誰かに相談することも大切だと思います。
『ワンクリック詐欺』に遭ってしまった…。連絡するのは、相手の会社ではありません!!
慌てず騒がず、落ち着いて国民消費生活センター等に相談しましょう。